BOSS KATANA GEN 3の新機能

BOSS KATANA GEN 3の新機能

2016年にリリースされて以来、進化を続けるBOSS KATANAシリーズ。その最新バージョンであるKATANA GEN 3で追加された新機能をご紹介します。

1 min read

無限のサウンド・メイキングを実現するBOSS KATANA AMP。熟練のエンジニアが細部までこだわって開発されたこのシリーズは、発売以降、駆け出しのプレイヤーからプロフェッショナルまであらゆるギタリストを満足させる、世界的な人気ギター・アンプ・シリーズの1つとなりました。この記事では、その最新バージョンであるKATANA GEN 3で追加された機能をご紹介します。 

イノベーションの精神

2016年の初代KATANA AMPリリース後もイノベーションは留まることなく、「刀」のロゴを冠する画期的な製品が数多く誕生しました。2019年にはKATANA MkIIへ、そして2024年にKATANA GEN 3へとバージョンアップを果たしています。  

KATANAシリーズの開発の歴史についてもっと詳しく知りたい方は、「蓄積されたノウハウとテクノロジーの進化:BOSS KATANA AMP開発ストーリー」をご覧ください。もし自身のニーズに合ったモデルを探しているのであれば、「BOSS KATANA AMPラインナップ・ガイド」を一読すると良いでしょう。  

KATANA GEN 3のラインナップ

KATANA MkIIの後継シリーズであるGEN 3には、7つのモデルがあります。

KATANA AMPの魅力

KATANA GEN 3は、進化したTube Logicをはじめとして、次のような特徴を備えています。

  • リアクティブ・クラスAB回路のパワー・アンプによる、チューブ・アンプさながらのトーンとレスポンス
  • 60種類以上の豊富なBOSSエフェクト 
  • クランク・アップしたサウンドをどの音量でも楽しめるPOWER CONTROL   
  • エディター・ソフトBOSS TONE STUDIOによる細かなサウンド・メイキング
  • 世界中で広がり続けるユーザー・コミュニティ  

こうした特徴は、初期のモデルが既に備えていたKATANA AMPのコアとなる部分です。GEN 3はゼロから設計されたわけではなく、これまでユーザーが慣れ親しんできた過去モデルの本質的な魅力を引き継いだうえで、新たな機能や改良が加えられているのです。

「GEN 3はこれまでKATANA AMPユーザーが慣れ親しんできた過去モデルの魅力を引き継いでいます」

新たなアンプ・タイプ

KATANA GEN 3の目玉となる追加機能は、新たなアンプ・タイプ「PUSHED」です。進化したTube Logicによる更なる表現力の向上から生まれたPUSHED は、ダイナミクスの強化にスポットライトを当てており、ドライブしたヴィンテージ・コンボ・アンプのような豊かなトーンを持ち、ピッキングに忠実に反応して心地よい歪みをもたらします。

また、ハードウェア面での性能向上により、KATANA GEN 3では「BROWN」をはじめとする他のアンプ・タイプも、より洗練された魅力的なトーンへとブラッシュアップされています。

KATANA HEAD GEN 3、KATANA ARTIST GEN 3、KATANA ARTIST HEAD GEN 3の各モデルには、BLOOMという新しいパワー・アンプのボイシングを搭載しています。真空管アンプのような膨よかな弾力性と立ち上がりの早いレスポンス、そして温かさと鋭さを兼ね備えたブティック・アンプさながらのサウンドを実現しています。

「新搭載のBLOOMは、真空管アンプのような膨よかな弾力性と立ち上がりの早いレスポンス、そして温かさと鋭さを兼ね備えたブティック・アンプさながらのサウンドを実現」

本体パネル・接続端子のアップグレード

KATANA GEN 3のトップ・パネルやリア・パネルを眺めると、モデル毎に内容は異なりますが、それぞれ旧バージョンから機能が追加されていることに気づくでしょう。いくつか挙げてみましょう。

  • KATANA GEN 3のすべてのモデルに、USB-Type C接続端子と、エクスプレッション・ペダル端子を搭載
  • KATANA-50 EX GEN 3より上位のモデルにSOLO BOOSTスイッチを搭載
  • KATANA-100 GEN 3より上位のモデルにCAB RESONANCEスイッチとCONTOURボタンを搭載
  • KATANA HEAD GEN 3、KATANA ARTIST GEN 3、KATANA ARTIST HEAD GEN 3の3モデルにBLOOMスイッチが追加
  • KATANA ARTISTの2モデルではAIR FEEL機能が本体で操作可能となり、LINE OUTに新たにXLR端子が追加

進化したBOSS TONE STUDIO  

もしKATANA AMPの機能を最大限活かしたいのであれば、無料のエディター・ソフトであるBOSS TONE STUDIOを活用することをお勧めします。より細かなサウンド・エディットやカスタマイズが可能となり、KATANA AMPの創造力と汎用性をさらに高めます。

最新のBOSS TONE STUDIOはUIも劇的に改善されています。エフェクト・チェイン画面のアイコンは、手持ちのJPEG画像と入れ替え可能。エフェクト・チェインの変更も各アイコンをドラッグ&ドロップするだけで完了するなど、より直感的な操作を実現しました。

また、世界中のユーザーとパッチを交換できるサービス 「BOSS TONE EXCHANGE」にもBOSS TONE STUDIOからダイレクトでアクセスできるようになり、音色のダウンロードやシェアがより手軽になります。

「BOSS TONE STUDIOによってより細かなサウンド・エディットやカスタマイズが可能となり、KATANA AMPの創造力と汎用性をさらに高めます」

Blootooth接続への対応

既存のKATANAユーザーから要望の多かったBluetooth接続への対応も、GEN 3のすべてのモデルで実現。

別売のBluetooth® Audio MIDI Dual Adaptor(BT-DUAL)を装着することで、スマートフォンから遠隔でアプリ版BOSS TONE STUDIOによる操作やサウンド・メイキングが可能になります。もちろんスマートフォン内の音楽やバッキング・トラックをKATANA AMPから再生することもできます。

IRベースの自然なサウンド

そのほかダイレクト・レコーディングに使えるUSB Type-C端子や、新たにステレオ出力に対応したPHONES端子からは、IR ベースの自然なサウンドを出力可能に。臨場感あふれる演奏体験をもたらします。BOSS TONE STUDIOを使えば、出力するサウンド・タイプの選択やカスタマイズも可能です。

「KATANA-50 EX GEN 3はGA-FC Foot Controllerに対応。LINE OUT端子を備え、STEREO EXPAND機能に対応しています」

KATANA-50 GEN 3とKATANA-50 EX GEN 3の違い

グレー/ブラック織のグリルネットによりプレミアム感を増したKATANA-50 EX GEN 3は、特別にチューニングされた専用スピーカーを採用し、豊かなキャビネットの共鳴と広がりのあるサウンドが得られます。ステージでの響きを重視したチューニングを施しています。

また、GA-FC Foot Controllerの接続に対応。足元でのリアルタイムな操作を実現するほか、選択できる音色の数が4つから8つに増加します。そのほかステージで役立つLINE OUT出力や、2台のKATANA AMPを使ってステレオ・サウンドを出力できるSTEREO EXPANDに対応しています。

Jack Cooper

BOSS のグローバル デジタル マーケティング 担当。 ギター、タトゥーを好み、データ分析が得意。