BOSS ME-90を使いこなす5つの方法

アンプに直接接続して、多彩なエフェクトを活用できる伝統的なマルチ・エフェクターを探している、もしくはシンプルに内蔵の高品位なAIRDアンプを使用して、オーディオを直接PAに送りたいギタリストに必見です。BOSS ME-90なら、いくつかの接続方法を試すことができます。BOSS ME-90の便利な接続方法を見ていきましょう。

ME-90をアンプの前に設置する

最も人気で効果的なME-90の接続方法の中に、好みのアンプの前に直接接続する方法があります。まず、ギターをME-90の入力に接続して、ME-90の出力をギター・アンプの入力に接続します。クリーン・チャンネル、ドライブ・チャンネル、またはその2つの組み合わせのいずれを使用する場合でも、ME-90からエフェクトを簡単に追加できます。

ここでは、アンプのパワーとプリアンプを使用し、ME-90側はエフェクトのみを活用します。その時にME-90のプリアンプがオンになっていないことを確認してください。エフェクトのオン／オフを個別に切り替えるには、マニュアル・モードを使用します。またはメモリー・モードを使用して36のユーザー・パッチのいずれかを呼び出し、パッチごとに複数のエフェクトをアクティブにします。アンプ・チャンネルを使用する場合は、背面のGt. AMPのスイッチを選択します。

BOSS KATANA パワーアンプ・イン

ME-90に搭載されているAIRDプリアンプとEQセクションを使用したい場合、ME-90をパワード（FR）スピーカーに接続するか、またはBOSS KATANAアンプに搭載されているPower Amp In接続を使用します。その後、ライン出力設定を使用します。

KATANAアンプはスタンドアローン・アンプとしても役立ちますが、ME-90のようなマルチエフェクターのパワード・スピーカーとしても活用できます。リアパネルのPower Amp In端子に接続すると、KATANAアンプのプリアンプとエフェクトがバイパスされます。これにより、Tube Logicのパワー・セクションに直接接続し、パワー・コントロールを行うことが可能となります。BOSS TONE STUDIOを使用すれば、ハイパス・フィルターとゲイン調整で入力を簡単に最適化できます。

BOSS KATANAとME-90を使用すれば、様々な演奏シチュエーションに柔軟に対応できます。両方を一緒に、あるいは独立して、演奏環境に最適なものをお試しください。

「KATANAアンプはスタンドアローンアンプとしても役立ちますが、ME-90のようなマルチエフェクターのパワード・スピーカーとしても活用できます」

ME-90とDAWを接続する

USBまたはオーディオ経由でPCやDAWに直接接続する方法があります。自宅のスタジオのスピーカーとME-90を簡単に組み合わせることができるので、試してみてください。ME-90を直接接続し、オンボードのUSBを使ってオーディオを送受信できるようになります。または、L（モノラル）出力とR出力をオーディオ・インターフェースの各チャンネルに接続し、選択したソフトウェアを使ってME-90のオーディオを再生/録音することも可能です。システム設定やデバイス・パラメーターを正しいオーディオ設定するのに役立ちます。

ME-90をPAに直接接続する

ライブを行うミュージシャンにとって、AIRDアンプ・モデルとスピーカー・エミュレーションをPAシステムに直接接続して使用するのは最良の方法です。シンガー・ソング・ライターやカバー・バンドのギタリストなどのライブにおいて、ME-90は非常に活躍します。出力を直接ミキサーやポータブルPAに送り、ライブ環境でME-90を活用しましょう。

AIRDアンプはスピーカー・エミュレーションにも対応しています。また、ME-90インパルス・レスポンス・ローダー・ソフトウェアを使用すれば、IRをアップロードすることも可能です。

自宅練習用のヘッドホン

多くのギタリストにとって、ヘッドホンでの練習は欠かせません。ME-90では、練習や曲作りの手段に合わせてアンプやエフェクトを組み合わせ、カスタマイズすることができます。ヘッドホンを接続すれば、外出先でも、家庭や近所の迷惑にならないようにしたい場合でも、簡単に素晴らしい音を楽しむことができます。Gt. AMP／LINEスイッチをLINEに設定してヘッドホンを接続すると、ME-90は優れたポータブル練習機材となります。電池を使えば、どこでも一連のサウンドにアクセス可能です。