ポータブル・ギター・アンプ DUAL CUBE LXをフル活用しよう 

ポータブル・ギター・アンプ DUAL CUBE LXをフル活用しよう 

BOSS DUAL CUBE LXは、ワールドワイドな人気を誇るCUBEシリーズの伝統を受け継いだ、小型ながらもパワフルなアンプです。本記事ではその活用法についてご紹介します。

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1970年代に誕生して以来、いくつものモデルチェンジを経て進化を続けてきたCUBEシリーズ。その核となる魅力であるポータビリティ、サウンド、多彩な機能、耐久性、拡張性の高さなどは綿々と受け継がれ、練習用アンプのスタンダードとして定着しました。約半世紀を通じて100万人を超えるユーザーがこのシリーズを愛用してきたことが、その信頼性を証明しています。新たに発売されたBOSS DUAL CUBE LXは、CUBEがこれまでに築き上げた伝統を新たなステップへと昇華させた、10W出力の多機能なステレオ・アンプです。本記事はこの小型ながらパワフルなアンプの活用法について、ご紹介します。

比類なき汎用性 

幅広いシチュエーションや演奏スタイルに対応するスペックと機能によって、定番の練習用アンプとしてその評価を高めてきたCUBEシリーズ。新たに登場したDUAL CUBE LXも例外ではありません。没入感のあるサウンドを電池駆動によってどこでも楽しめるポータビリティに加え、小音量でも十分なバイト感を得られる優れたサウンド・システムを搭載。さらに、どんな状況でも気兼ねなく練習するためのヘッドフォン入力端子を備えています。妥協のない音質と汎用性の双方を兼ね備えていることが、このシリーズの人気を高めているのです。

日々の演奏を彩るエフェクト群

コンパクト・エフェクターの開発で名高いBOSSは、DUAL CUBE LXにも多数のエフェクトを搭載することで、作曲、ソングカバー、友人とのセッションといった様々なシチュエーションに対応できるようにしました。ディレイ、リバーブ、モジュレーション、オクターブといったエフェクト群が、日々の演奏を彩ります。

「ディレイ、リバーブ、モジュレーション、オクターブといったエフェクト群が、日々の練習を彩ります」

内蔵ルーパーとバッキング再生 

BOSSのフットスイッチを導入することで内蔵されているルーパー機能がアクティブになり、一人セッション、ギターソロの追求、即興演奏へのチャレンジなど、練習においても様々なメリットをもたらします。他にも、搭載されているi-CUBE LINK端子や、オプション品のBluetooth® Audio MIDI Dual Adaptor (BT-DUAL)を活用することで、モバイル機器に入っているバッキング・トラックを本体のスピーカーから流すこともできます。

マルチ・エフェクターやステレオ出力エフェクターとの併用 

マルチ・エフェクターやステレオ出力エフェクターをお持ちであれば、DUAL CUBE LXによってセッティングを大幅に簡略化できます。通常、自宅での練習をステレオで楽しむには大掛かりなセットアップが必要となるため、あまり現実的ではありません。DUAL CUBE LXに搭載されたステレオ・インプットは、小型アンプにはあまり見られない優れた特徴のひとつであり、ステレオ仕様のエフェクターやマルチ・エフェクターの接続と、それによる音作りを可能にします。

「マルチ・エフェクターやステレオ出力エフェクターをお持ちであれば、DUAL CUBE LXによってセッティングを大幅に簡略化できます」

レコーディング手段として

この小型アンプはレコーディングへの汎用性も高く、練習中に生まれたアイディアを形にするために、なんら追加の機材を必要としません。考えられる接続は下記の通りです。さらに詳しく知りたい場合は、マニュアルを参照してください。

  • USB端子からコンピューターへ直接接続する
  • LINE OUT端子からオーディオ・インターフェースへ接続する  
  • LOOPBACKスイッチをONにした上で、AUX IN端子を経由してモバイル機器へ接続する

USB端子からコンピューターへ直接接続する

USBケーブルでコンピューターと接続して、レコーディング・ソフトの入力チャンネルをDUAL CUBE LXに設定することで、サウンドを直接DAWに録音することができます。  

LINE OUT端子からオーディオ・インターフェースへ接続する  

オーディオ・インターフェースをお持ちの場合は、LINE OUT端子が便利です。ステレオでのライン出力が可能なため、ステレオ・インプットから入力したサウンドをそのまま送ることもできます。既存の録音環境にDUAL CUBE LXを足したいケースでは、良い選択肢となるでしょう。

「この小型アンプはレコーディングへの汎用性も高く、練習中に生まれたアイディアを形にするために、なんら追加の機材を必要としません」

ループ・バック 

DUAL CUBE LXはモバイル機器のオーディオ・インターフェースとしても機能します。AUX IN端子でモバイル機器と接続し、ループ・バック・スイッチをONにすることで、サウンドをスマートフォンに出力することができます。レコーディング手段の中でも、最も手軽な選択肢といえるでしょう。  

ライブ配信 

レコーディングのほか、ライブ配信にも活用できます。配信プラットフォームにかかわらずセットアップはとても簡単で、PHONES/REC端子にマイク付きのヘッドセットを接続すれば声を入れることができ、マイク専用のノブで音量調節も可能です。これによりギターとボーカルの音声を最適な音量でミックスして、USB端子またはi-CUBE LINK端子からコンピューターに送ることができるため、プレゼンテーション、デモンストレーション、パフォーマンスなどに有効な選択肢となります。  

セッションでの活用 

DUAL CUBE LXは徒歩での持ち運びでもストレスを感じさせないサイズと重量にもかかわらず、十分なパワーを持つため、自宅から持ち出してのセッションにも有用です。

ステレオ仕様のLine Out端子からPAやミキサーに直接接続した場合でも、ライン音にマイク撮りのニュアンスを加える機能が搭載されているため、ナチュラルで広がりのあるサウンドを聴かせることができます。このときDUAL CUBE LX本体はステージ・モニターとして活用すると良いでしょう。屋外ではPAの代わりにCUBE Street IICUBE Street EXを使用するのもお薦めです。

「徒歩での持ち運びでもストレスを感じさせないサイズと重量にもかかわらず、十分なパワーを持つため、自宅から持ち出してのセッションにも有用です」

妥協のない選択肢として 

このように、DUAL CUBE LXはBOSSが伝統的に積み上げてきたクオリティ、それを裏付けるサウンドを提供します。練習、レコーディング、セッション、その他あらゆるシチュエーションにおいて、このアンプは妥協の必要がない選択となるでしょう。

Jack Cooper

BOSS のグローバル デジタル マーケティング 担当。 ギター、タトゥーを好み、データ分析が得意。