BOSS KATANA AMPを自宅練習に活用しよう

BOSS KATANA AMPを自宅練習に活用しよう

BOSSのKATANA AMPには、練習に役立つ機能もたくさん搭載されています。この記事では、KATANAシリーズを自宅練習用に使いこなすためのヒントをご紹介します。

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ギターを始めたばかりの方でもベテランの奏者でも、スキルを磨きサウンドを洗練させていくためには、自宅での演奏環境を整えることが最も重要です。効果的な練習のためには、実際にライブやレコーディングで使うトーンやエフェクトを再現できるアンプを使うことが望ましく、本番で使用するアンプと大きく特性が異なるものを使うと、練習の成果を十分に発揮できないおそれがあります。

自宅用アンプとしてのKATANA

その点で、KATANA AMPはホーム・ユースにも適しています。練習に活用できる豊富な機能はもちろんのこと、その軽量な設計により持ち運びに悩むことなく、寝室や自宅スタジオなどの狭いスペースに収まります。

5つのユニークなアンプ・タイプとそれぞれのバリエーション、豊富なエフェクトにより、単体で幅広いジャンルのサウンドに対応するため、自宅で複数のアンプを所有して使い分けるよりもずっと手軽な選択肢となります。

作りこんだサウンドは保存・呼び出しが可能で、多機能フット・コントローラーGA-FCシリーズを接続すればそれらの足元での切り替えも実現します。自宅で大掛かりなペダルボードを用意する必要も、逆に練習用のサウンドに妥協する必要もありません。

「豊富な機能はもちろんのこと、その軽量でコンパクトなデザインは、持ち運びに困ることなく、寝室や自宅スタジオなどの狭いスペースにもしっかり収まります。」

自宅でもダイナミクスの練習を

KATANA AMPを自宅練習用に使う上でもっとも有用な機能は、アンプの出力を数種類から切り替えられるPOWER CONTROLでしょう。ライブでも活躍するパワーを持つアンプでありながら、自宅で使用する時は0.5W出力へと瞬時に切り替えることができます。この機能の重要な点は、オーバードライブなどゲインベースのエフェクトに対するレスポンスを保ったまま、音量のみを大幅に減少させられることです。これにより、自宅でもしっかりとダイナミクスが感じられピッキング・ニュアンスの練習が可能となります。

ホーム・ユース向けの機能

KATANAシリーズにはBOSSならではの高品質なエフェクトが内蔵されており、各種エフェクターを手に入れて繋ぎ変える手間なく、様々な楽曲に対応するサウンドを個別に作り、一瞬で切り替えることが可能です。

また、KATANA AMPのヘッドフォン端子を使用している間はスピーカーからの出力がミュートされるため、たとえ深夜の集合住宅でも周囲に迷惑をかけることなく練習ができます。ヘッドフォン端子からの出力にはキャビネット・シミュレーターが掛かるため、ヘッドフォンだからといってサウンドが犠牲になることはありません。

さらにはAUX入力も搭載されており、スマートフォンなどの外部機器と接続することによって、KATANAのスピーカーから曲を再生しながら一緒に演奏することもできます。

「短い時間で最大限の上達効果を得るためには、練習ごとに達成可能な具体的な目標を設定しましょう」

KATANA AMPを自宅練習に使ううえで

効率の良い練習には一定の自己管理が必要です。短い時間で最大限の上達効果を得るためには、1回の練習ごとに達成可能な目標を設定しましょう。それは今の実力よりも1段階だけ高いものでなければなりません。具体的には、短く分割したフレーズや、少しだけ早いテンポ、習得したい特定のテクニック等を決めて、繰り返し練習するのが良いでしょう。

前述の通り、KATANA AMPを練習で用いるときは、マスター・ボリュームだけを下げて音量を調整するのではなく、POWER CONTROL機能を活用しましょう。出力を0.5Wに落とすと、大型ステージ・アンプと同様のレスポンスを保ちながら、音量のみが下がります。小音量でも豊かなダイナミクスを維持できるため、オーバードライブやファズといったゲイン系のエフェクターを活用するプレイヤーにとっては特に有効です。

搭載されたエフェクトも活用してみましょう。本体での操作のほかにも、エディター・ソフトで様々なエフェクトやパラメーターを操作することで、欲しいサウンドにより近づけることができます。

巨大なペダルボード

エディター・ソフトBOSS TONE EXCHANGEは、サウンドを細かく作りこみたいときに大いに役立ちます。PCでソフトウェアをダウンロードしてUSBケーブルでKATANAと接続しましょう。別売のBluetooth® Audio MIDI Dual Adaptor「BT-DUAL」をKATANA AMPに装着すれば、ワイヤレスでの楽曲再生が可能になるほか、スマートフォン上でBOSS TONE STUDIOアプリをダウンロードすることで、PC版と同じ操作が可能となります。

接続が完了すると、BOSS TONE STUDIOからKATANA AMP本体の設定をリアルタイムで変更できるようになります。本体のパネル上では1つのエフェクトにつき1つのパラメーターしか調整できませんが、エディターでは各エフェクトに様々なパラメーターが用意されているため、あたかも巨大なペダルボードの前に座っているかのような感覚で操作ができます。

無料で利用できるこのエディターを活用することで、エフェクトについてより詳しく学んだり、実験的なサウンドからインスピレーションを求めたり、頭に思い浮かんだアイディアを試すことができるでしょう。

「BOSS TONE STUDIOでは各エフェクトに様々なパラメーターが用意されているため、あたかも巨大なペダルボードの前に座っているかのような感覚で操作ができます」

自宅での豊かな演奏体験を

幅広いジャンルに対応するアンプ・タイプ、豊富なエフェクトを備えたKATANA AMPは、たくさんの機材を使い分ける手間から解放され、充実した練習環境をもたらします。

POWER CONTROL機能による出力の切り替え、キャビネット・シミュレーターを搭載したヘッドフォン出力、バッキング・トラック用のAUX入力、より詳細なセッティングを実現するBOSS TONE STUDIOエディターなど、ここで紹介したさまざまな機能を最大限に活用すれば、自宅練習はより有意義で効果の高いものになるはずです。

Joe Branton

JoeはポッドキャストGuitar NerdsのMCを務め、10年間に渡って毎週放送を続けてる世界で最も配信を行っているギタリストの一人です。