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Over and Over: Hailey Knox

ソーシャルメディアで活躍するHailey Knoxが、自身の創作活動の核となるLOOP STATIONについて語ります。

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ソロ・パフォーマンスをダイナミックなマルチ・セッションへと変貌させるBOSS LOOP STATION。シンガーソングライターのHailey Knoxは、ギター、ベース、ボーカル、そしてRC-505mkIIを駆使した高度なパフォーマンスをソーシャルメディアやステージで披露し、その名が知られるようになりました。 TikTokInstagramYouTubeに存在する彼女のアカウントでは、彼女の作曲ワークフローを垣間見ることができます。彼女のパフォーマンスを特徴づけているこの製品が、どのように自身のクリエイティビティを刺激しているかについて、Knox自身が語ります。

音楽的ルーツ

あなたは音楽一家の出身ですよね。そのことは、どう自身のパーソナリティに影響を与えていると思いますか?

音楽好きの父がギターを教えてくれたことが、私のルーツです。でも、20代になった今でも、自分ならではの音楽について模索しています。その中でギターを中心としたスタイルに立ち戻ることもあるけれど、常に新しさを求めるようにしています。

影響を受けたアーティストは?

今はDoechiiが大好き。彼女のような、ありのままの自分をさらけ出せる人を尊敬しています。それと、Ed Sheeranの大ファンです。彼がルーパーを駆使して生み出すサウンドが大好きなんです。

Hailey Knox

「RC-505mkIIは私にとって人生を変えた製品です。この製品を使うようになってから、SNSですごく沢山の人に見てもらえるようになったんです」

ゲーム・チェンジャー  

基本的にソロで活動している中で、ルーパーが与えてくれる音楽的なメリットについて、どう感じていますか?

ギターやベースを組み合わせて一人でなんでもできるところはもちろん好きだけど、曲作りの時も、考えすぎることをやめて、ただ生み出すことに集中したいとき、とても役立っています。DAWを開いていると、出来ることが多すぎて立ち止まってしまうことがあるけど、ルーパーを使えば、ひたすら前に進むしかないような気になってくるんです。

あなたのスタイルは主にボーカルと楽器のループですが、そのアプローチが変わることはありますか?

ルーパーを手に取るたびに違うものを作りたいと思っているから、ビートボックスを取り入れてみたりすることもあります。

LOOP STATIONに入っているたくさんのエフェクトも、私のアイディアを膨らませてくれます。オクターブで中低音を足してみたり、コーラスだったり、LOOP STATIONにはビートボックスにすごく適したエフェクトがたくさん入っていますよね。

ルーパーの使い方は、制作するときとパフォーマンスするときで違いますか? 

ライブの時は、前準備をしっかりとしています。生演奏でループを即興でするのは少し怖いから、パフォーマンスをどういう構造にするか決めておいて、その通りに進めるんです。でも、SNSに投稿する曲を作るときは、思い付くままやっています。自分が次に何をするのか自分でもわからないような状態が、とても楽しいんです。

ルーパーを使っている時に偶然の産物に出会うことはありますか?

私が好きなのは、まさにそんなアクシデントです。ボタンを押したときに、2回叩いたと認識されて、スタッターのようなサウンドになったりだとか、ルーパーはそういった楽しいアクシデントにあふれています。

「LOOP STATIONに入っているたくさんのエフェクトも、私のアイデアを膨らませてくれます」

ソーシャルメディアでの繋がり

SNSでの動画投稿は、あなたの音楽にどのような影響を与えていますか?

視聴者からの反応が、自分の創作に影響を与えないように心がけています。自分がその時感じたことを大切にしながら動画を作って、それをシェアするだけ。でも公開した動画をみんながすごく気に入ってくれた時は、フル尺を作ろうかなと思うこともあります。

最近、ZEPとの素晴らしいコラボをTikTokに投稿しましたね。彼とのつながりはどのようにして生まれたのですか?

実はTikTokでお互いを見つけたのが始まりです。彼がTikTokに投稿していたビートがすごく気に入って、コロナ禍のときにはじめてコラボしました。今回、彼がロサンゼルスに来ていたので、またコラボ動画を撮る機会ができました。彼は本当に才能に溢れていてユニークで、バスケットボールを使ったサウンドを制作に取り入れたりするんです。

あなたも変わったサウンドをループ・パフォーマンスに取り入れることはありますか?

ええ、よくやっています。自分の声を面白おかしく加工したり、ボーカルを思い切りエフェクトで変えてみたり。ギターを叩いてパーカッションの代わりにすることもありますね。

これからの活動について

今後、どのような音楽を目指していますか?

常に自由でクリエイティブでありたいと願っているから、こうなりたい、ああなりたい、と考えすぎて枠にはまらないようにしています。今の私のサウンドは、R&Bと、オルタナティブと、ヒップホップが融合して出来上がっていますが、常にいろいろな音楽にオープンであるように心がけて、それらを取り入れて実験してみるのが楽しいんです。

ルーピングを始めたばかりの人へのアドバイスはありますか?

1トラックのルーパーから始めたけど、ルーピングの考え方やタイミングについて学ぶのにすごく役だったと思っています。トラックがたくさんあるルーパーに挑戦する前に、まずは1トラックから始めてみるのが良いかもしれません。

それから、繰り返しのタイミングがずれるとループも狂ってしまうから、集中して練習すること。私は毎日7時間くらいルーパーの前に座って練習して、正しい感覚を身に着けました。でも、ハッピーなアクシデントで想像もしなかったサウンドが生まれることもルーパーの魅力の1つだから、まずは自由に、楽しくルーパーを使ってみてほしいです。

Carolyn Shlensky

Carolyn is Sr. Brand Copywriter, Roland. She lives in Los Angeles with her husband and two Mini Schnauzers and enjoys digging through vinyl, books, and thrifted clothes.