「I’m Not Okay (I Promise)」は、My Chemical Romanceをエモーショナル・シーンのスターダムへと押し上げたアルバムの中の1曲です。6年の解散期間を挟んでいるにもかかわらず、このバンドは一貫してストーリー性を持ったアルバムと演劇的なアプローチのライブ・パフォーマンスを披露し続けており、商業的にポップ・パンクが絶頂期だった時代から数十年が経った今でも、彼らのファン層はこのバンドを支え続けています。このWarped Tour世代のエモーショナルな名曲についてより深く知り、そのサウンドをKATANA Ampで手に入れましょう。
楽曲について
My Chemical Romance(MCR)は、2004年リリースの2ndアルバム「Three Cheers for Sweet Revenge」に収録されているシングル「I’m Not Okay (I Promise)」でチャートに登場しました。粗削りな1作目のサウンドからシフトし、フロントマンであるGerard Wayのストーリーテリングの才能を際立たせたアルバムになっています。このバンドのメジャーデビューは、4枚のシングルの大ヒットと、アメリカ・レコード協会によるアルバムのプラチナ・ディスク認定によって順調なスタートを切りました。
ハイテンポなリフ、パワー・コード、そして絶望をにじませる悲痛な歌詞がミックスされたこのシングルは、MCRの最も人気のある曲の1つとなりました。Rolling Stone誌のインタビューで、Wayはこの曲を「自身を奮い立たせるためのポップ・ソング」であり、「打ちひしがれている若者たちに向けた感動賛歌」であると語っています。サビで繰り返される「I’m not okay, I’m not okay / I’m not okay, you wear me out(僕は大丈夫じゃない、君のせいでボロボロだ)」は、MCRファンにとって定番のフレーズになっています。
「ハイテンポなリフ、パワー・コード、そして絶望をにじませる悲痛な歌詞がミックスされたこのシングルは、MCRの最も人気のある曲の1つとなりました」
さらに詳しく
Frank IeroとRay Toroによる2本のギターが、パワー・コードとブリッジ・ミュートを駆使したリフによって、この曲にポップ・パンク特有のドライブ感を与えています。オクターブ奏法によるイントロのシンプルなリフは、セカンド・ギターのパワー・コードに乗ってサビでもリフレインされ、そこにヴォーカルの「I’m not okay」が、リスナーの合唱も巻き込んで何度も繰り返されます。
サビに至るまでのリズム・パートはブリッジ・ミュートを駆使したパワー・コードで構成されており、そこにWayの絶望感をにじませたヴォーカルが、ティーンエイジャーならではの誤解と裏切りのストーリーを歌います。陰気なバンドメンバーと人気者の対決という、高校におけるステレオタイプな対比構図を題材にしたミュージック・ビデオも、この楽曲のコンセプトを表現したものになっています。
「もしあなたが、孤独、拒絶、混乱、迷い、不安、誤り、不当、不潔、怒り、恥、奇異を感じたことがあるなら、仕返しの準備をはじめよう」これはミュージック・ビデオに表示されるメッセージです。青春時代における疎外感を描いたこのムービーは、同様の思いを経験したファンを団結させるメッセージにもなっています。
「Frank IeroとRay Toroによる2本のギターが、パワー・コードとパーム・ミュートを駆使したリフによって、この曲にポップ・パンク特有のドライブ感を与えています」
テクニックを学ぼう
Marty Musicチャンネルでは、Marty Schwartzがこの曲の2つのギター・パートについて詳しく解説し、そのリフ、リズム、曲を形作るコード進行を再現する方法をレクチャーしています。
ビデオで学び、技術を磨いた後は、BOSS TONE EXCHANGEにアクセスして、KATANA Amp用のパッチ”I Am Okay”をダウンロードすることで、My Chemical Romanceのサウンドを堪能しましょう。
DOWNLOAD
・BOSS KATANA Amp用音色パッチ「I Am Okay」
- My Chemical Romance「I Promise」のサウンドを再現した音色パッチ