Katana Gen 3

BOSS TONE EXCHANGE利用ガイド

この記事では、オンライン・プラットフォームBOSS TONE EXCHANGEに参加して新たなサウンドを発見し、世界中のBOSSファンとつながる方法をご紹介します。

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BOSS TONE EXCHANGEは、BOSS公式や世界中のBOSSユーザーによって作成された膨大な数の音色を共有・ダウンロードできる、ユーザーのためのオンライン・プラットフォームです。新たなトーンを発見し、世界中のBOSSファンとつながる方法を学びましょう。

BOSS TONE EXCHANGEとは

BOSS TONE EXCHANGEではライブセット(複数のプリセットをまとめた1つのグループ)単位で音色のダウンロード・アップロードが可能です。製品ごとにまとめて登録されているため、お使いの製品に対応するライブセットをすぐに見つけられます。即戦力となる音色を探している新規ユーザーにも、サウンド・メイキングの可能性を模索している経験豊富なユーザーにもおすすめのサービスです。

「BOSS TONE EXCHANGEでは、お使いの製品に対応するライブセットをすぐに見つけることができます」

BOSS TONE EXCHANGEを利用するには

BOSS TONE EXCHANGEには、こちら からアクセスしてください。サービスの利用にはRolandアカウントを作成する必要があります。すでにRoland/BOSS製品のユーザー向けカスタマーポータル「Backstage」に登録済みであれば、そのアカウントを使ってログインできます。

ログイン後は、自身の作ったライブセットをアップロードしたり、世界中のユーザーが作成したライブセットをダウンロードしたり、気になったライブセットに「Like」をしておくことで、マイページからその一覧を見ることが出来るようになります。

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ライブセットの探し方

BOSS TONE EXCHANGEにアクセスすると、まずマルチ・エフェクター、ギター・シンセサイザー、アンプの3つの大きなカテゴリに分かれています。

各カテゴリ内から特定の製品を選択すると、登録されたライブセットの一覧が表示されます。デフォルトでは登録順に並んでいますが、人気順やダウンロード数順に変更することもできます。

「BOSS TONE EXCHANGEは、即戦力となる音色を探している新規ユーザーにもおすすめのサービスです」

キーワード検索

キーワード検索にも対応しており、ライブセットの名前やハッシュタグなどいくつかの要素に基づいて検索結果をフィルタリングすることができます。例えばアーティスト名で検索すると、そのアーティストのサウンドにインスパイアされたライブセットが検索結果に表示されます。

音楽ジャンルでの絞り込みも可能です。Ambienceにチェックマークを付けて検索すると、重厚なディレイやリバーブを使用したライブセットがヒットするでしょう。特定の曲名を検索すれば、誰かがその曲のために作った音色が見つかるかもしれません。

キーワード検索とジャンル検索は併用できるため、より深く絞り込みたい場合は試してみましょう。

「キーワード検索にも対応しており、ライブセットの名前やハッシュタグなどいくつかの要素に基づいて検索結果をフィルタリングすることができます」

ライブセットのダウンロード

では、実際に見つけたライブセットを製品に取り込んでみましょう。検索結果からライブセットを開いて、Downloadボタンをクリックしてコンピューターにダウンロードします。

BOSS製品とPCをUSBで接続してからエディター・ソフトBOSS TONE STUDIOを起動し、LIBRARIANタブの右上にあるIMPORTアイコンを選択して、ダウンロードしたファイルを読み込みます。

すると新しいライブセットがLIBRARIANウィンドウ内に表示され、中に入っているプリセットを他のライブセットに移動したり、製品本体に読み込ませることができるようになります。なお、一部製品ではBOSS TONE EXCHANGEがエディター内に統合されているため、Webブラウザを介さずに新しいプリセットを直接読み込むこともできます。

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自身のライブセットをアップロードしてみよう

では今度は、自身の作ったライブセットをBOSS TONE EXCHANGEにアップロードしてみましょう。サインイン状態であることを確認して、右上のUploadを選択します。「Liveset Name」欄でアップロードするライブセットの名称を記入し、「Gear」欄のドロップダウン・メニューから製品を選択します。「Icon」にはデフォルトで製品画像が表示されますが、任意の画像ファイルをアップロードすることも可能です。次に、本体からエキスポートしたライブセット(拡張子はtslまたはtslv)を選択し、「Description」にはそのライブセットの詳細や、使用するにあたってのヒントを記入します。他のユーザーにたくさんダウンロードしてもらうため、できるだけ詳細に記入すると良いでしょう。

もしあなたがYouTubeにそのライブセットで演奏した動画をアップロードしているなら、そのURLを貼り付けてサウンドを直接紹介することもできます。

BOSS TONE EXCHANGEではアップロードされているライブセットに高評価を与えることができます。素晴らしいと思う音色を見つけたら、同じようにライブセットを探しているユーザーのためにも積極的に高評価を付けてください。

BOSS TONE EXCHANGEを利用するメリット

無料で多数のトーンにアクセス可能

BOSS TONE EXCHANGEは、Marty Music Channelのようなインフルエンサーも含め、他のユーザーが生み出した優れたトーンに簡単にアクセスできます。素晴らしい音色を実際に使ってそのセッティングを分析することは、自身のサウンド・メイキングのテクニック向上に大きく役立つでしょう。

インスピレーションを得る

BOSS TONE EXCHANGEにはユニークなサウンドもたくさん投稿されています。それらを試してみることで、自身では思いつかなかったエフェクトやEQの使い方で、あなたがイメージするサウンドにぴったりのものが見つかるかもしれません。

BOSS Tone Exhange

製品コミュニティの一員となる

BOSS TONE EXCHANGEはユーザーベースのプラットフォームです。同じ製品を持つ経験豊富なギタリストやベーシストから学び、あるいは自身のアイディアを積極的に発信しましょう。

KATANA AMPやマルチ・エフェクターGTシリーズに代表されるように、BOSS製品は汎用性が高く、強力なトーン・メイク機能を備えています。ギター・ヒーロー達のトーンを再現したい場合でも、あるいはオリジナルのユニークなサウンドを作りたい場合でも、まずはBOSS TONE EXCHANGEを利用して、その製品で出来ることを学んでみると良いでしょう。

「KATANA AMPやマルチ・エフェクターGTシリーズに代表されるように、BOSS製品は汎用性が高く、強力なトーン・メイク機能を備えています」

サウンドの可能性を広げよう

BOSS TONE EXCHANGEを積極的に利用することは、ユーザー同士で協力してBOSS製品のポテンシャルを高めることに繋がります。コミュニティ全体のレベルアップのためにも、ぜひ自分の制作したライブセットを積極的にアップロードしてみてください。

Joe Branton

JoeはポッドキャストGuitar NerdsのMCを務め、10年間に渡って毎週放送を続けてる世界で最も配信を行っているギタリストの一人です。