ピッチ・シフターはこれまで大きく進化してきました。しかしプレイヤーは依然として、レイテンシーや揺れ、望ましくないデジタル感、言葉にできない弾き心地の変化を感じることがあります。新しいBOSSのポリフォニック・ピッチ・シフター「XSシリーズ」は、この問題に真正面から踏み込みます。単なるユーティリティ・エフェクトにとどまらず、ピッチ・シフターだからこそ得られる音楽性を持つ次世代のペダルとして登場しました。これこそまさに、世界中のギタリスト/ベーシストが長年待ち望んでいた、プレイヤーに寄り添って動くピッチ・シフターです。XS-1とXS-100が、あなたの楽器と想像力がそのまま演奏を形づくる、まったく新しい創造のフィールドを切り開きます。
ピッチ・シフトの新時代
何十年にもわたり、ギタリスト/ベーシストはピッチ・シフターを使ってきましたが、そのいずれも楽器本来の弾き心地やサウンドをそのままに維持することは困難でした。
コンパクトの「XS-1」、フラッグシップの「XS-100」から成る革新的なBOSS XSシリーズは、ピッチ・シフトの新たな時代を切り開きます。ギター、ベース、その他の楽器において、自然な弾き心地、澄み切ったサウンド、そして極めて正確なピッチを実現するのです。シュレッドや複雑なコードでもプレイヤーのニュアンスが忠実にくみ取られ、これまで以上に楽器との一体感が得られます。
従来のピッチ・シフターは、不自然なレイテンシー、ぼやけたアタック、トランジェントの喪失など、エフェクト処理による「加工感」や「グリッチ感」を生みがちでした。
XSシリーズは、最新のアルゴリズムと高速なSHARCプロセッサーを組み合わせることによって、それらの問題を根本から解決しています。レイテンシーを感じることのない圧倒的に高速なポリフォニックのピッチ処理を、優れた精度で実現します。この性能は、日本のBOSS本社で行われた長年の研究、開発の集大成です。
「速度と消費電力において、最適なバランスを持つSHARCプロセッサーを採用しています。しかしこの進化を決定づけたのは、新開発されたBOSSのアルゴリズムそのものです。」
Hideyuki Mamori, Lead Engineer
ピッチ・エフェクトのパイオニア
BOSSは1980年代以来、ピッチ・シフトの革新を牽引してきました。1982年のアナログ機種OC-2 Octave、1987年のデジタル機種PS-2 Digital Pitch Shifter/Delayから始まり、これらは今日の OCおよび PS シリーズに続いています。
何十年にもわたり、BOSS のエンジニアたちは、ギタリストやベーシストの定番となるピッチ・エフェクトを生み出し続け、その過程で世界初や新しい業界標準を打ち立ててきました。
画期的な XS シリーズは、これらの基準をさらに高めるものです。
歴史的に見ると、ハイエンドのピッチ・シフターでさえ、自然なアタックやトーンの維持、ポリフォニックの精度には苦戦してきました。しかしXS-1とXS-100は新たなベンチマークを確立し、ピッチ・シフトに新時代の幕開けを告げています。
XS-1は、主に素早いダウン・チューニングやバーチャル・カポに最適です。一方でXS-100は、8オクターブのレンジ、内蔵エクスプレッション・ペダル、カスタマイズ可能なフットスイッチ、30 個のメモリー、MIDI対応により、創造的な可能性を大きく広げます。
両製品とも最先端のアルゴリズムを共有しているため、極めて自然かつ快適な演奏体験に違いはありません。
精巧なコード・プレイやシュレッド、リフを演奏しているときでも、忠実に楽器のトーンを保持しながら、安定したピッチ変更を実現します。
「アタックの応答が極めて正確なため、XS-1とXS-100は自然な弾き心地とクリアなサウンドを実現します。これまでの製品ではトランジェントに歪みが発生し、その結果として、レスポンスと明瞭さが失われていたのです。」
Hideyuki Mamori, Lead Engineer
ピッチ・シフターにおける3つの「A」
Attack / Authenticity / Accuracy
ピッチ・シフターは、単にピッチを上下させるだけでは不十分です。そのクオリティは以下3つの要素で決まります:
ATTACK(アタック)
音の立ち上がりが失われると、演奏が曖昧なものになります。
AUTHENTICITY(本来の音)
ピッチを変更しても、音は人工的にならず、自然なままであるべきです。そうすることで、楽器と奏者の個性が活かされます。
ACCURACY(精度)
半音単位でもオクターブ単位でも、連続的な変化でも、ピッチ変更はすべてが正確である必要があります。ささいなエラーも聴こえるべきではありません。
XS-1/XS-100は、この3つを高水準でクリアしています。最新鋭のアルゴリズムと高速なSHARCプロセッサーが、FFT (Fast Fourier Transform) に基づいた極めて速く正確なポリフォニック処理を実現しています。
BOSSの最先端テクノロジーは、事実上遅延を感じさせないポリフォニックのピッチ・シフトを可能にし、あなたの楽器や演奏スタイルに宿る繊細なニュアンスをそのまま保ちます。
高速なフレーズ、繊細なビブラート、複雑に重ねたボイシングのすべてが明確に聞こえ、ライブでもスタジオでも自由に、そして自信を持って演奏できるようになります。
「XSシリーズの優れたダイナミック・レンジ、そして新しいアルゴリズムは、あらゆるオーディオ帯域をカバーします。」
Hideyuki Mamori, Lead Engineer
未来を設計する
ギターの響きやベースの重み、シンセの質感—楽器にはそれぞれ固有のキャラクターがあります。多くのピッチ・シフターにとって、この個性を保持することは簡単ではありません。
私たちは、これらの課題に取り組むことを自らの使命としました。XSシリーズの中心にあるのは、アタックと楽器本来のキャラクターを保持しつつ、信号を正確にポリフォニック処理するBOSSの新しいアルゴリズムです。


SHARCプロセッサーは、その速度と効率性を考慮し選ばれました。一般的なDSPチップよりもはるかに高速な処理能力が、極めて低いレイテンシー、正確なトランジェント、そしてフルレンジにわたる忠実な音色を実現します。これによりコード、速弾き、サスティンなど、演奏を問わずに美しいピッチ・シフトが得られます。
さまざまなDSPチップの評価、プロ・ミュージシャンの協力を得たアルゴリズムの精緻化など、数年にわたる研究、開発、そして検証を経て、この組み合わせにたどり着きました。
この丹念な研究開発は、単に技術的に優れているだけでなく、音楽的にも直感的な新しいタイプのピッチ・シフターとして結実しました。
「XSシリーズは、ギターやベース以外の楽器にも幅広く使用できます。」
Hideyuki Mamori, Lead Engineer
際限のない演奏体験
XS-1とXS-100は、あなたの楽器本来のサウンドをこれまでにない明瞭さで保持するだけでなく、他のペダルと組み合わせて使うこともできます。XSシリーズの後段に接続したペダルも、その本来の性能を十分に発揮できるのです。
これは、メタル、プログレッシブ・ロック、ファンクなど、リズムのノリや音色の細かな質感が重要となるジャンルにおいて、特に重要です。
例えばメタル・ギタリストは、チューニングを手で変えることなく、XS-1 を使って瞬時にダウン・チューニングへと切り替え、重厚で迫力のあるリフを演奏することができます。


あるいはXS-100を使うことで、ソロの最中に1 オクターブ上へスウィープし、指板の届かないはるか上の音を正確に捉えることもできます—しかも、自分が磨き上げてきたディストーション・トーンを犠牲にすることなく。
従来のピッチ・シフターはピッチ検出に依存しており、通常シグナルチェーンの先頭に配置することが求められます。しかし、XS-1とXS-100は、どこに配置しても同じレベルのパフォーマンスを発揮できるのです。
言い換えれば、あなたはエフェクターの配置を思うままに変えて試すことができるのです。
「XS-1とXS-100は、楽器本来のナチュラルなキャラクターを保持するという点において、最高の製品です。」
Hideyuki Mamori, Lead Engineer
新しいスタンダード
ギターやベース、その他の楽器にも使用できるXS-1とXS-100は共通点を持っていますが、いくつかの大きな違いがあります。
XS-1は迅速なリチューニングに最適である一方、XS-100は比類のないダイナミックなピッチ表現を提供します。
以下に示したそれぞれのスペックを見て、あなたに最適な機種を選びましょう。
- かつてないダイナミックなピッチ・パフォーマンスを実現するピッチ・シフター
- ギターやベースのピッチを一瞬で変更
- 新開発のピッチ・シフト・アルゴリズムが、サウンド・キャラクターや自然なレスポンスを維持
- ±4オクターブでピッチをコントロール可能なエクスプレッション・ペダルとEXPスイッチ
- 半音単位で±4オクターブのピッチ・シフトも可能
- ±50セントの範囲でピッチ変化を加えるDETUNE機能
- ペダル・カーブの調節が可能
- ピッチの変化範囲やトグル/モーメンタリなど、自由に設定が可能な高いカスタマイズ性
- 作成した設定を保存可能な30のメモリー
- INPUT端子に入力された信号をそのまま出力するTHRU端子
- 別売りのエクスプレッション・ペダル、または2つのフットスイッチでコントロールの拡張が可能
- XS-100を制御、またはXS-100からペダルやフットスイッチでMIDI信号を送信可能なTRS MIDI IN/OUT端子
- ギターやベースのピッチを一瞬で変更
- 新開発のピッチ・シフト・アルゴリズムが、楽器のサウンド・キャラクターや自然なレスポンスを維持
- ±7半音および3オクターブのピッチ・シフトに対応
- エフェクト、ダイレクト音の割合を調節するBALANCEノブ
- ±20セントの範囲でピッチ変化を加え、ダブリング効果を作り出すDETUNEスイッチ
- トグル/モーメンタリの切り替えが可能なペダル・スイッチ
- 別売りのフットスイッチで最大3つの設定を切り替え、またはエクスプレッション・ペダルでリアルタイムのピッチ・コントロールが可能
「従来のピッチ・シフターは検出回路を使用しているため、シグナルチェーンの先頭に配置されます。XS-1とXS-100は異なる技術を使用しているため、他のペダルの後に配置することも可能です。」
Hideyuki Mamori, Lead Engineer
創造的な境界を押し広げる
BOSSのXSシリーズは、これまで不可能と考えられてきた方法で、ピッチ・シフトによる音の探求をさせてくれます。業界最先端のアルゴリズムと高速なSHARCプロセッサーの組み合わせが、あらゆる演奏を忠実に再現し、本来の弾き心地と楽器の自然な音色が守られます。
リチューニングやハーモニーの追加、デチューンによるテクスチャーの作成、あるいは複雑なピッチ・スウィープを駆使した演奏など、どんな場合でも、XS-1とXS-100は最高のレスポンス、サウンド、そして精度で応えます。
XS-1とXS-100は、音色を探求し、アイデアを形にするための優れたツールです。あなたが創造的な境界を押し広げ、次のレベルの音楽制作にインスピレーションをもたらすようなピッチ表現を与えてくれます。





