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BOSS GX-100のサウンドの裏側

BOSS GX-100 はパワフルなギター・エフェクト・プロセッサーでありながら、洗練されたモダンなデザインです。そのサウンドを支える“トーン・クリエイター”たちをご紹介します。

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BOSSのGX-100は、パワフルかつモダンなデザインのギター・エフェクト・プロセッサーです。23種類のAIRDアンプと、フラッグシップ・モデルGT-1000から受け継いだ150種類以上のエフェクトを搭載しており、まさにプレイヤーの創造性を刺激する“インスピレーション・マシン”です。カラフルなタッチスクリーン、自由にアサイン可能な15個のエフェクト・ブロック、プリセットをベースとしたゼロからのスタートなど、GX-100は直感的な音作りを可能にします。また、プリセット作成にはJay Leonard JやJack Gardiner、MonumentsのJohn Browneなど、多くのギターの巨匠たちが貢献しています。さらに、数十年の経験を持つBOSSの著名なエンジニアによるプリセットも搭載。ここでは、GX-100のサウンドを支える個性的な面々をご紹介します。

Jay Leonard J  

カナダのバンクーバーを拠点に活動するJay Leonard Jは、ギタリストであり著名なYouTuberでもあります。バークリー音楽大学での学士号も所有しており、陽気で明るい雰囲気と、様々なジャンルに対応するニュアンスと豊かなプレイで知られる彼は、まさに6弦の力を開放するポテンシャルを持っています。動画“Programming Patches From Scratch!”では、GX-100の卓越した再現性を誇るサウンドを賞賛。そして、このプロセッサーについて「GT-1000の高品質なアルゴリズムとAIRDテクノロジーを必要としながらも、クールなサウンドを素早く手に入れたいプレイヤーに最適である」と説明しています。

“GT-1000の高品質なアルゴリズムとAIRDテクノロジーを必要としながら、それらのクールなサウンドを素早く手に入れたいプレイヤーへ”

カメレオンのように変幻自在なプレイで魅せるJay Leonard Jは、スムースでクリーミーな「EXPENSIVE TASTE」、ビブラートの効いた「SURF COWBOY」などのプリセットを紹介。次にタップテンポ・フットスイッチの設定、ノブ・ビューでのパラメーター編集、エクスプレッション・ペダルのプログラミングといったパッチ・プログラミングのプロセスを解説。Jay Leonard Jのギターのエネルギーがダイレクトに伝わる動画になっています。

Jack Gardiner 

イギリス・リバプール出身で、現在はスイスのツェルマット在住のJack Gardinerは、非の打ち所のないセンスを持つジャジーな速弾きプレイヤーです。彼のYouTubeチャンネルでは、フュージョン・インプロヴィゼーションやスウィープ・ピッキングのチュートリアル、John Petrucciのトリビュートまであらゆる動画がアップロードされています。動画“Factory Presets Demo”では、GX-100のプリセットを使った見事なまでのデモ演奏を披露しています。

"プリセット「Skyblue Pink」では、感触も音もオリジナルに近い音色を再現することを心がけました"

プリセット「SKYBLUE PINK」についてJack Gardinerは、2020年にリリースされたEP「Escapades」を「感触とサウンドの両方において、可能な限りオリジナルを再現しようとした」と話します。GX-100にIR(インパルス・レスポンス)をロードする方法を説明したあと、プリセット「FUSION SWELLS」をデモ演奏。さらに、「1993」という楽曲をベースにしたパッチを解説します。流れるように美しい演奏と、詳細なレクチャーをぜひご覧ください。

John Browne 

イギリス・ベッドフォードシャーを拠点とするJohn Browneは、Century Media Recordsから4枚のアルバムをリリースしているバンド、Monumentsのギタリストです。常に多忙を極めているプログレッシブ・メタル・ギタリストであり、メタル関連のニュースを提供するサイト『Metal Injection』もMonumentsの最新アルバム『In Stasis』について、「光り輝くハーモニー、親しみやすいフック、まばゆいばかりの鮮やかな楽器編成」と称賛しています。

"「CHUNK TOWN」「ANCIENT DREAM」「PROUD DAD」といったパワフルなプリセットは、John Browneの頭脳からしか生まれないだろう"

Monumentsで世界中をツアーしている時や、ソロ・プロジェクトFlux Conductに取り組んでいない時、John Browneはメタル・ギター・レッスン・メディアのriffhardを運営しており、アンプやギターのデモ演奏、ミキシングのチュートリアルなどを投稿。彼は、GX-100にいくつかのプリセットを提供しています。古き良きハイゲイン・サウンドと、彼のトレードマークとも言えるトーンを生かした「CHUNK TOWN」「ANCIENT DREAM」「PROUD DAD」は、John Browneの頭脳だからこそ生まれた唯一無二のプリセットと言えるでしょう。

Monuments
Monuments, Photo by

The Studio RatsによるGX-100アンプ・デモ

ギタリストのPaul Drew、ドラマーのJames Ivey、ベーシストのDan Hawkinsからなるイギリスを拠点に活動するThe Studio Ratsは、絶大な人気を誇るYouTubeチャンネルを運営しています。彼らはGX-100のオンボード・プリセット作成に貢献していませんが、Paul DrewがGX-100に搭載されているいくつかのアンプ・サウンドを紹介しています。臨場感溢れるパワフルな「TWEED COMBO」「DIAMOND AMP」「X-MODDED」、クラシックな「JC-120」などは一聴の価値ありです。

Ari Rosenschein

ローランドのグローバル・コンテンツ・マネジャー。妻と愛犬と共に、シアトルで生活。豊かな自然とコーヒーを満喫している。