BOSSとビートボックスの関係は相乗的なものであり、その絆は時を経てさらに深まっています。ループ・ステーションは世界中のビートボクサーたちに愛され、とりわけBOSS RC-505 Loop Stationは彼らにとって“業界標準”となっています。スイス発の世界最大のビートボックス専用メディア Swissbeatboxは世界屈指のビートボクサーたちのビデオを紹介し、そのムーブメントを発信・牽引し続けています。今回はビートボックスの巨人であるInkieが、どのようにRC-505mkII Loop Stationを使用して「Switcher」を創り出したのかご紹介します。
独特なビートボクサー
ロシア出身のビートボクサーであるInkie(本名:Yuri Obukhov)は、独特のビジュアルと芸術へのアプローチを持っています。RoxorLoopsとBeardymanに触発されてビートボックスを探求するようになったInkieは、『Multiverse Beatbox Battle 2019』や『Grand Beatbox Battle 2019』など、数々の大会で賞を獲得するまでに成長。彼は自身について“ビートボクサーであると同時に電子音楽プロデューサーでもある”と語り、さらに“魅惑的なノイズと音楽に恋をしているんだ”と口にしています。若い頃、インクを使って絵を描くのが好きだったというInkie。果たして、彼をビートボックスの巨人たらしめる所以は何なのでしょう。
“ビートボクサーであると同時に電子音楽プロデューサーでもある。魅惑的なノイズと音楽に恋をしているんだ”
Inkie
近未来的なSFの世界を表現
8ビット風のノイズと独創的なベースが特徴の「Switcher」は、決してリスナーを飽きさせることはありません。動画ではネオンライトがInkieを幻想的に照らし、近未来的なSFの世界が表現されています。チュートリアル・ビデオでは、Inkieがレイヤー・ドロップを段階的に分解し、異質とも言えるサウンド・スケープをどのように作り上げたかを解説。また、動画の最後には彼が“本当に不思議なことが起こっている”と語るサウンドについても紹介しています。
"動画ではネオンライトがInkieを幻想的に照らし、近未来的なSFの世界が表現されています。"
グローバルに活躍するビートボックス・ファミリー
『Swissbeatbox』のクルーであるInkieは、世界的なビートボクサーの中でもトップクラスの存在です。このコミュニティには才能豊かなビートボクサーたちが集い、彼らは自分たちのスキルを惜しげもなくシェアしています。Saroの”Walk”や Rythmindnoの”Back to the Underground”を作成するためのチュートリアルも必見です。そして、RC-505mkIIが持つパワフルな機能性と可能性を、ぜひSwissbeatboxで探求してみましょう。