Saro

BOSS × SBX:トップ・ビートボクサーのSaroが「Walk」の制作過程を公開

フランス生まれのビートボクサー“Saro”が、RC-505mkIIと自分の声だけを用いて「Walk」を作成する方法をご紹介します。

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BOSSとビートボックスの関係は相乗的なものであり、その絆は時を経てさらに深まっています。ループ・ステーションは世界中のビートボクサーたちに愛され、とりわけBOSS RC-505 Loop Stationは彼らにとって“業界標準”となっています。スイス発の世界最大のビートボックス専用メディア Swissbeatboxは、世界屈指のビートボクサーたちのビデオを紹介し、そのムーブメントを発信・牽引し続けています。今回は、優れたビートボクサーのSaroが RC-505mkII Loop Stationを使用して「Walk」を制作する様子をご紹介します。 

フランスからビートを発信

フランス・フージェール出身のTristan Coudray(通称:Saro)は、現在フランスの西部に位置する都市・レンヌに住んでいます。ビートボックス界に参入する前は、オーケストラやバンドなどで10年間ドラムを演奏していました。ビートボックスとの出会いは、伝説のミュージシャンであるO’slimのライブを観た時だと話します。

それ以来、Saroは自分の声とLoop Stationを駆使し、トラップやエレクトロなどの要素を取り入れたカラフルな楽曲を制作。独自の“芸術空間”を作り上げてきました。その結果、2018年と2019年の『SBX Camp Tag Team Battle』では、同じくフランス出身のビートボクサーMB14との「Wolfgang」で1位を獲得するなど、大会における入賞の常連者として快進撃を続けています。

"声とループ・ステーションを駆使し、トラップ、エレクトロなどの要素を取り入れたカラフルな楽曲を制作"

RC-505mkIIで制作された「Walk」

トラップから影響を受けた「Walk」の目まぐるしいグルーヴを聴くと、シンセサイザーやドラム・マシンの組み合わせを思い浮かべる人も少なくないかもしれません。実はこの曲、すべての音源がRC-505mkII Loop Stationで制作されているのです。動画では忠実度を高めるためにスタジオで録音し、ハイハットやスネアのパターンを重ねたトラップ・ビート、図太いコード、そして数々のドロップなど、各要素をどのように構築したのかを具体的に解説しています。

"'ハイハットやスネアのパターンを重ねたトラップ・ビート、図太いコード、そして数々のドロップなど、各要素をどのように構築したのかを具体的に解説しています。"

グローバルに活躍するビートボックス・ファミリー

彼が敬愛する『Swissbeatbox』のクルーであるSaroは、世界的なビートボクサーの一人であると評価されています。このコミュニティには才能豊かなビートボクサーたちが集い、彼らは自分たちのスキルを惜しげもなくシェアしています。Rythmindの”Back to the Underground”“Inkieの”Switcher”を作成するためのチュートリアルも必見です。RC-505mkIIが持つパワフルな機能性と可能性を、ぜひ Swissbeatboxで探求してみましょう。

Ari Rosenschein

ローランドのグローバル・コンテンツ・マネジャー。妻と愛犬と共に、シアトルで生活。豊かな自然とコーヒーを満喫している。