KATANA-100 MkIIに多くの機能が追加

KATANA-100 MkIIに多くの機能が追加

BOSSのKATANA-100 MkIIは、上級者でさえも次のレベルへと押し上げます。あなたが次のアンプにKATANA-100 MkIIを選ぶべき7つの理由を紹介します。

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BOSSのKATANAアンプ・シリーズでどのモデルを選ぶかは、大きな葛藤が生じるかもしれません。このアンプ・シリーズの名は、侍が持つ伝統的な“刀”に由来します。ライブという戦場にどのような“刀”で臨むかは、野心から予算まで数えきれないほどの 選択肢があります。KATANAシリーズのどのアンプも、あなたの機材の布陣の要となるはずですが、もしかするとすでにKATANA-50 MkIIとKATANA-100 MkII 2つの候補で悩んでいるかもしれません。ミュージシャンとしてのあなたの要求を満たすのは、果たしてどちらのモデルでしょうか。  

兄弟のような関係

一目するとこの第二世代のKATANAコンボ・アンプは、まるで生まれてすぐに生き別れた兄弟のようです。BOSS/Rolandの独自技術であるTube Logic、12インチのカスタム・スピーカー、ダイナミックなアンプとエフェクトといった特徴的な共通スペックを持ち、スタジオやライブで現代のプレイヤーたちを輝かせています。

もう少し詳しく見てみると、KATANA-100 MkIIには上級者のプレイヤーを次のレベルに導く、多くの魅力的な機能を擁していることに気づきます。それでは、次に手にすべきアンプにKATANA-100 MkIIを選ぶ7つの理由をまとめましょう。

"このパワーによって生み出される大音量は、あなたがより大きな会場で演奏する時に威力を発揮します。"

100Wのパワー

コンパクトな設置面積で、持ち運びに便利な重さのKATANA-100 MkIIは、KATANA-50 MkIIと比べてもそれほど大きくありません。しかし、“弟分”であるKATANA-50 MkIIの2倍のワット数を誇ります。このパワーによって生み出される大音量は、あなたがより大きな会場で演奏する時に威力を発揮します。どちらのアンプも、小音量でのクランク・アップ・ボリュームを実現するPOWER CONTROLを装備していますが、それを考慮しても、KATANA-100 MkIIがパフォーマンスと練習という対極のシーンにおいてパーフェクトな存在であることは揺らがないのです。

PRESENCEの高揚感

両モデルとも、GAIN/VOLUME/MSATER/3バンド・イコライザーを含むロータリー・ノブを装備した完璧なコントロール群を誇ります。KATANA MkIIは、細かい音色コントロールが可能なアンプなのです。しかし、その点でもKATANA-100 MkIIに軍配が上がるでしょう。中〜高音域に輪郭と生き生きとしたハリを与えるPRESENCEノブがあるからです。ぜひ、そのノブを回してみてください。観客からの注目を浴びていることに気付くはずです。

メモリー数は2倍

KATANA MkIIに搭載されたアンプ・モデルとエフェクトを手にすれば、あなたは“マッド・サイエンティスト”のような気分を味わえるでしょう。自分だけのカスタム・サウンドが完成したら、TONE SETTINGボタンを押して保存。カスタム・サウンドは8つまで保存でき、その日のライブで瞬時に呼び出すことができます。KATANA-100 MkIIはKATANA-50 MkIIと同様のサウンドですが、TONE SETTINGのメモリー数は何と2倍です。

"KATANA MkIIに搭載されたアンプ・モデルとエフェクトを手にすれば、あなたは“マッド・サイエンティスト”のような気分を味わえるでしょう。"

パワフルな足元の操作性

どちらのKATANA MkIIも操作は簡単です。音色を即座に呼び出すためのコントロールを装備し、KATANA-100 MkIIであれば選択中のアンプ/エフェクト・モデルがひと目で視認できるLEDも備わっています。さらに、保存したセッティングを切り替えるためのフット・スイッチが接続できる点も見逃せません。

どちらのKATANAアンプも、エクスプレッション・ペダルやフット・スイッチと連動できますが、KATANA-100 MkIIにはBOSSのフット・コントローラーBOSS GA-FC専用の入力端子が追加されています。6つのスイッチを持つこのパワフルなスイッチャーを使用すれば、観客から目を離すことなくエフェクトや保存した音色を操作できるのです。

LINE OUTとダイレクト録音

100ワットに支えられたKATANA-100 MkIIのパワーは、リハーサルにも充分です。ドラマーとの接近戦に挑み、小〜中規模の会場を震わせてください。バンドの規模がもっと大きくなれば、LINE OUT端子の恩恵を実感できるはずです。この端子をライブ会場のPAシステムに接続することで、ステレオ出力が可能に。スタジオに戻った時には、同じLINE OUT端子を使って録音デバイスに直接接続することができます。マイク不要で、簡単にKATANAアンプの素晴らしい音色を録音することができるのです。

可能性を広げるEFFECT LOOP

KATANA MkIIアンプには、通常のギタリストが必要とするすべての音色が備わっています。計15種類の内蔵エフェクトに加え、専用アプリBOSS TONE STUDIOで60種類以上のエフェクトから選ぶこともできます。信用できるペダル・ボードなしではステージに上がれないというプレイヤーにとっては、KATANA-100 MkIIのEFFECT LOOPが大いに役立ちます。 SEND/RETURN端子を使うだけで、外部エフェクトをシグナル・チェーンの最適なスポットに置くことができます。KATANAのプリアンプの色付けとともに、お気に入りの音色を楽しんでみてください。

"SEND/RETURN端子を使うだけで、外部エフェクトをシグナル・チェーンの最適なスポットに置くことができます。KATANAのプリアンプの色付けとともに、お気に入りの音色を楽しんでみてください。"

2台をリンクするSTEREO EXPAND

世界のトップ・プレイヤーたちのアンプをチェックしてみてください。その多くが1台のアンプの信号を用いて、それを2台目のアンプのパワーアンプ・セクションを使って拡張していることに気付くはずです。KATANA-100 MkIIのSTEREO EXPANDスイッチをLINE OUT端子とPOWER AMP IN端子と一緒に使うことで、これと同じことが可能になります。あなたのアンプをもうひとつのKATANA-100 MkIIにつなぐことで、没入感のあるステレオ・サウンドを実現するのです。

自分の耳と指で感じよう

KATANA-100 MkIIの機能を見て学ぶことも大事ですが、実際のアンプの音を聴くに越したことはありません。まずは楽器店に行って、KATANA-100 MkIIに触れてみましょう。とその前に、KATANA-100 MkIIの 解説動画 であなたの“食欲”をそそってみてはいかがでしょう。

Henry Yates

ジャーナリスト兼コピーライター。NMEや、Guardian、Telegraph、Classic Rock、Total Guitarなど多くのメディアで執筆を行う。